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ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ラトル指揮: さまよえる

①ショスタコーヴィチ：交響曲第4番ハ短調 op.43②ブリテン：ロシアの葬送（ブラスとパーカッションのための）指揮：サイモン・ラトルバーミンガム市交響楽団録音：1994年7月、12月「ラトル＆バーミンガム黄金時代」の中でもベスト・ワンといえる録音です。ショスタコーヴィチの交響曲でも最近になって真価が認められてきた「謎をはらむ傑作」に、いちはやく決定的名演を刻むあたりがラトルらしいところです。ラトル＆CBSOの到達したレベルの高さを確認するには絶好のアイテム。『ラトルの最高傑作にして同曲最高の名盤です。 第一楽章の冒頭から他の演奏とは全く次元が違います。その気迫に思わずのけ反ります。 そしてプレストでの一糸乱れぬ弦楽合奏の凄まじさは、ラトルが初めて実現させたのではないでしょうか。 プレストに入る寸前までが比較的ゆったりしたテンポだったため、その対比が物凄いです！ 聴いていてどうにかなってしまいそうな狂気に満ちた音楽であり演奏です。 その後、いったん静かになり徐々に強音になっていく、ショスタコーヴィチの叫び声のような部分もラトルが最も雄弁です。 第二楽章も第三楽章もショスタコーヴィチのユーモア、そして狂気をラトルは最高の形で描いてゆきます。 第三楽章コーダの恐ろしくも静かな部分もラトル盤が最高ではないでしょうか。 ショスタコーヴィチの交響曲の最高傑作と称したい第4番に、この究極の名盤が存在している事がうれしいです。 』『近年とみに注目が高まるショスタコービッチの４番は、今や５番や７番と並ぶほどの人気曲となっています。大規模なオーケストラ編成と１時間を超える演奏時間、複雑にして混とんとした内容、そして、葬送行進曲と郭公の動機にレントラー楽章の採用など、これはまさに、マーラーを意識したものです。マーラー、ショスタコーヴィッチという二大シンフォニストのコラボともいうべき作品ですが、演奏を一つ誤ると、とりとめのないものになってしまうので、どう表現するかは指揮者各自の腕の見せ所だと言えます。ラトルは、音の塊としないで、一つ一つの音を明確にして巨大作品の解剖図のように構成しています。マーラー好きな人には全く別な音に聞こえてしまいますが、指揮者の狙いが伺われて趣向としては面白く聴けます。』国内盤【廃盤】帯付き、盤面傷無し＊まとめ買い値引きいたします。